「35歳結婚限界説」という話をきいたことがありますか?
「35歳をすぎると結婚率が極端にさがるので、それまでにしたほうがいいよ」という話です。
これは実際の結婚率が35歳以上になるとグッと下がるという他に、女性の出産リミットからいわれていることでもあります。
実際「高齢出産」の定義は「35歳以上の出産」とされているんですよね。
女性は出産のリミットがあるので、そこから逆算して「いつまでに結婚しなきゃ!」と自分にハッパをかけることができますが、いっぽうで男性は、生物学的なリミットはないように思えます。
そのため、とくに期限をつくらずゆっくりと婚活しているという男性も多いのではないでしょうか?
しかし出産のリスクがないとはいえ、男性にも結婚年齢のリミットを考えるべき理由がいくつかあります。
今回は「男性も婚活における年齢的なリミットを考慮すべき理由」について、みていきたいと思います。
男性も結婚年齢のリミットを気にするべき3つの理由
その1.男性の年齢も「子どもをつくれるかどうか」に関わってくるから
女性は卵子の老化の問題があり、どうしても年齢による出産リミットが生じてきます。
男性はこの問題には関わりないと思う人が多いと思いますが、実際にはそうではありません。
益田ミリさんのエッセイ「結婚しなくていいですか」にでてくるエピソードのひとつです。
付き合うようになった40代の男女が、お互いの親にあいさつに行こうという話になります。
そこで男性が女性に
「親が心配しているから、子どもがまだできるという証明を病院にもらってきてほしい」といいます。
女性「いいけど、じゃああなたは?」
男性「え、ぼくも?」
この男性は思っても見なかったようですが、実は男性の精子の質にも老化が関係してくるんですね。
これはアメリカの研究ですが、
男性の精子は35歳をすぎると質と量が悪化し、妻の不妊のリスクが高まる
という研究結果が出ています。
女性だけでなく男性も、年齢と生殖システムに深い関わりがあることを自覚しないといけないんですね。
子どもがほしい男性は自分の生殖能力を考えて結婚の時期を考える必要がありますし、相手の女性が子どもをほしいと思っている場合、自分が年齢で拒否される可能性もあることも頭にいれておきましょう。
その2.自分が現役中に子どもが成人できないかもしれないから
なかなか10年先・20年先をイメージするのは難しいと思います。とくに目の前の仕事や生活に負われているとなおさらですよね。
でももしあなたが40歳をすぎて結婚をし、子どもをつくる可能性があるなら、ぜひ10年先・20年先をイメージしてみてください。
40歳すぎで結婚して子どもをもった場合、子どもが成人するころ、あなたは60歳をとうにすぎていることになります。
場合によっては定年までに子どもが成人しない可能性は大いにあるんですね。
そう考えると「結婚は40過ぎてからでもいい」とあまり悠長に構えていられなくなるのではないでしょうか?
その3.女性とのミスマッチがどんどん大きくなる
男性は40歳をすぎても、若い女性を希望する人が多いです。
なかには結婚相談所に登録した60歳すぎの男性が、お相手の条件として「20代以上」を指定することもあるそうです。
「男性はいくつになっても若い女性が好き」というのはある程度しかたないかもしれません。
でも女性が希望する年齢とのミスマッチは、年をとるごとに大きくなっていきます。
女性が受け入れられる「年齢差」は?
国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」によると、女性が容認する結婚相との年齢差は
・7歳以上まで容認:4.6%
と、けっして広き門ではありません。
年をとるにつれてミスマッチの可能性が広がり、結婚の可能性自体が低くなっていく、ということを肝に命じておきましょう。
まとめ。男も逆算して考えよう。
生き方は多様であっていいと思うので、必ずしも結婚して子どもを持つ必要はないと思います。
でも、もし「結婚して子どもを持つ」ということを人生プランに組み込んでいるのであれば、男性も自分の年齢から逆算して行動をとっていく必要があります。
現実をみすえることは時に辛いこともありますが、しっかりと「今の現実」「自分が希望する未来」に向き合って、変える必要があるなら現状を変えていきましょう。
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