婚活を始めた時は、希望に満ちていろんな条件を満たした相手を夢見ていると思います。
ざっとあげてみると、
「年齡」「収入」「容姿」「性格」「趣味」「体型」「職業」「将来性」「価値観」「相性」
こんなかんじでしょうか。
婚活市場でひくてあまたの「ハイスペック」(いろんな意味で)の人であれば、最初の希望条件のままでも充分婚活を成功させることができるかもしれませんが、多くの人はどこかで妥協する必要を感じ始めるのではないでしょうか?
あなたならどんな条件なら妥協してもいいと思いますか?
ここでは実際に婚活を成功させた人・婚活中の人たちの「わたしはここを妥協した!(する!)」という声を集めてみました。
婚活で妥協した点のNo.1は「容姿」
「エキサイト恋愛結婚」がおこなった婚活アンケートによると、
『結婚相手への条件1つ妥協するなら?』という質問に対して一番多かったのが「容姿」でした。
男女ともに「容姿」が妥協できる点No.1なんですね。
実際の声を拾うと、
女性の意見
「見た目は年齡とともにだれでも劣化する」
「生理的に受け付けないのであれば特に好みはない」
「惚れてしまえば問題ない」
言われてみればその通りのことばかりですね。
毎日いっしょに暮らす「家族」になるわけですから、「見た目」よりも大事な部分がずっと大きいです。
男性の意見としては、
「結局好きになればいっしょ」
「容姿で選ばれるのは若い子だけです」
「本当に素敵な女性は年齡・容姿に関係なく素敵」
などなど、容姿にあまり自信がない女性には勇気づけられる意見もあがっています。外見も磨くに越したことはないと思いますが、内面を磨くことには間違いなく意味がありそうですね。
意外と多い「希望年齢の妥協」
男女ともに意外と多かったのが「年齢が希望とかけ離れている」という妥協点でした。
この中のおそらくほとんどは「希望年齢よりも年上の人と結婚した」というケースだったのではないでしょうか?
年齢以外の部分で十分な魅力があれば、たとえ自分が相手の希望年齢より高くても結婚できる可能性があるということなので、年齢が高めで婚活をがんばっている人にとっては心強いデータだといえます。
女性の婚活成功例「相手の収入を妥協した」
婚活という言葉がブームになるきっかけとなった本『「婚活」時代』の共著者のひとりである白河桃子さんが、婚活に成功した人たちを独自に調査した結果を公表されています。
それによると、女性が婚活に成功した例として多かったのが「相手に求める希望年収を約100万円さげた」ことだったそうです。
そして相手の収入に妥協できた理由は「私がそのぶん稼げばいいか!」と考えたからなんだそうです。
女性が結婚相手に求める年収でいちばん多い希望が「年収600万円以上」と言われていますが、
■ 25歳から34歳の結婚適齢期の男性で年収600万円以上はわずか3.5%
■ 年収400万円以上に絞っても10%前後
だといわれています。
この小さいパイを皆で争って疲れていくよりは、「足りない分はわたしが稼ぐ!」といって協力しあって暮らしていくことを選んだほうが、結果的には幸せになれるのかもしれません。
「妥協点をみつける」というより「本当に大切なことを見極める」のが大事
「年収600万以上」といった婚活スタート時の条件にこだわったまま活動し続けるなら、必然的に「3.5%の男性を奪い合う」ような不毛な状況にとどまってしまいます。
その結果、年々増え続ける「生涯独身者」に自分がなってしまわないとも限りません。
婚活ではどうしても譲れない条件はあるとは思いますが、いろんな人と会ったり話をしたりするなかで、自分なりの譲れる条件を見つけていくことが婚活を成功に導くためには必要なことかもしれません。
そのためにはやっぱり「人と会うこと」が大事だと感じます。
様々な人のあり方や価値観に触れていくことで自分の価値観も変化していくと思いますし、自分が思い描いていた条件が必ずしも重要ではなかったということに気がつけるかもしれません。
「結婚相手に求める条件」って自分で思っているよりも「自分ではなく社会からの評価」を元にして持ってしまってることが多いです。
漠然とした「社会的評価」よりも、自分が本当にどう思っているのか、どう感じているのかを大切にしながら、目の前の相手と関わっていけるといいですよね。
「条件を妥協する」のではなく「本当に大切なことを見極めて、自分の本心に忠実になる」ことで、きっと自分なりの幸せな結婚への扉が開かれていくのだと思います。