婚活パーティー

IBJの婚活パーティー「PARTY★PARTY」が台湾でも人気だった件

日本の婚活パーティー「PARTY★PARTY」が台湾に進出していた

婚活総合サービスの大手「IBJ」が運営する「PARTY★PARTY」は、きらびやかなパーティー会場といった派手さはないかもしれませんが、「結婚に向けた」婚活パーティーとしてはかなり効果的なパーティーを提供しています。

≫PARTY☆PARTY公式サイト

 

そんなPARTY★PARTYが台湾にも進出していたらしく、先日「台湾で初の成婚カップル誕生!」ということでニュースになっていました。パーティーでの「カップル成立」ではなく「結婚に至った」ということですね。

臺灣の「PARTY★PARTY」 公式サイト

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感心したのは、別に成婚に至ったからといってIBJ側に報告する義務はまったくない(結婚相談所ではないので)にもかかわらず、カップルの方から報告があったということです。出会いのきっかけになったというだけでなく、パーティー内容そのものに満足してないとこんな行動は取りませんもんね。

 

台湾のPARTY★PARTY公式サイトでは各パーティーの結果報告が

台湾のPARTY★PARTYの公式サイトでは、各パーティーの結果報告【何組のカップルが誕生して、カップル成立率が何%だったのか】が掲載されています。

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各パーティーのカップル成立率は日本の婚活パーティーのサイトでもなかなか公開されていません。カップル成立率がわかるとパーティーを選ぶ基準にもなるので、嬉しい情報公開ですね。

それにしてもよく見てみると男性の参加条件が「身長175cm以上、かつ高学歴」「身長173cm以上、外資企業・上場企業または管理職」などなど・・・台湾でも条件によってはスタートラインにすら立てないという「婚活格差」が伺えるようで、なんともいえない気持ちになります。

 

 

 

日本流「おもてなし婚活」が人気の秘密

IBJは2014年7月に台湾に直営のパーティー会場をオープンし、月30回のペースでパーティーを開催しているそうです。

動員数は約1年で4,800名ということなので、だいたい1パーティー15人弱くらいの計算になります。日本でもそうですが、これくらいの規模のパーティーだと「全員と話す形式(回転寿司型)」でもじっくりと会話時間がとれるのでいいですよね。

IBJは日本ならではの「おもてなしスタイルの婚活サービス」をコンセプトに運営しているとのことで、「会話をしやすい環境づくり」「サポートするスタッフの育成」に特に力をいれているそうです。

婚活パーティーって運営側のサポートがうまくないとスムーズに進行できず、消化不良になることも多いので、こうしたサポートを充実させる姿勢は好感がもてます。それが台湾でも支持を集め続けている理由のひとつなんでしょうね。

 

台湾は離婚率が高い

ところで台湾の離婚率は日本よりも高く、10分に1組が離婚しているそうです。

2013年8月26日、台湾内務部戸政司(戸籍管理、人口調査事務を担当する部署)の統計によれば、2012年の離婚件数は5万5980組に達した。台湾・聯合報の報道をもとに新華網が伝えた。

このデータに基づけば、台湾では毎日150組以上の夫婦が離婚しているという計算になる。1時間だと6組、10分に1組が離婚していることになる。また、離婚する夫婦の4組のうち1組は国際結婚だという。さらに、台湾の離婚率は人口1000人に対して2.41件で世界3位という高順位だった。

(出典:レコードチャイナ

離婚率が高いことについて台湾人の友人に聞いてみたところ、「台湾は結婚してもしなくても暮らしが成り立ちやすいので、みんな気軽に結婚して気軽に離婚してしまう」みたいなことを言っていました。実際、離婚理由の7割が「不倫」だというデータもあるみたいです。

もしかすると「気軽につきあったり別れたり」を繰り返す台湾の人たちの性向が、婚活パーティーの人気にもつながっているのかもしれませんね。

 

少子化が深刻な台湾

そのいっぽうで台湾は、日本以上に深刻な少子化の問題を抱えています。

ちょっと古いデータですが、2009年の台湾の出生率はなんと「1.0」ということで過去最低を更新しました。(その後多少回復してきているようです。)女性1人が生涯に産む子どもの数の平均が1人ということですね。少子化が問題となっている日本ですら出生率1.3くらいなので、台湾の出生率はかなり深刻なのがわかります。

原因としては経済の悪化で子どもを望まない夫婦が増えていることもありますが、やはり一番の原因は「シングルの増加」だそうです。公務員や大企業のエリートといった「勝ち組」にも結婚しない人が増えているとのこと。未婚率の高さが少子化を悪化させているんですね。

こうしたなかでのIBJの取り組みは、ちゃんと企業としての収益もあげつつ国際的な貢献にもなっているということで、なかなかいいビジネスをされてるなあと思います。

日本も含め東アジア全体で少子化は問題になっているみたいなので、こうした取り組みがどんどん実を結んでいくといいですね。

 

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