結婚相談所のなかには、
「男性会員は100%医師・歯科医師です」
といった「医師との結婚を望む女性のための結婚相談所」というのがあります。
たしかに技術職であり、収入面での安心感が大きい医師との結婚を望む女性は多いと思います。
でも、こうした結婚相談所の存在についてちょっと疑問に思うのが、
「医師ってモテモテじゃないの?結婚相談所に登録する必要なんてあるの?」
「一般女性が結婚相談所などで医師と結婚できるチャンスがあるんだろうか?」
ということです。
はたして医師の結婚事情はどうなっているのでしょうか?
そして一般の女性が「医師と結婚したい」と思って、本当に結婚できるものなんでしょうか?
今回は「医師の立場」を考えてみながら、一般女性が医師と結婚できるチャンスについて検証してみたいと思います。
医師の婚活事情
医師専任のキャリアコンサルタントである中村 正志氏が、自信の経験から医師の婚活事情について語っています。
それによると、医師が結婚相手と出会うパターンとして次のようにカテゴライスできるそうです。
①医学生時代の出会い
職業的にも何のしがらみもない状況で出会うため、自然なつき合いから結婚に発展しやすいそうです。
②研修医時代の出会い
中村氏によると、研修医時代の医師は若い看護師さんたちの絶好のターゲットとなるらしいです。
看護師さんの積極性(がっつき具合ともいいますが)には本当に驚きました。もちろん医師の付き添いのような形で同席したので、当然、私は何ら関係ないですが、もし医師として参加し、看護師さんからの攻撃(?)を受けたらもう大変! 結婚までいってしまうでしょう。
また大学病院など医師数が多い場所で研修医となる場合は、同期や指導医とのお付き合いから結婚というパターンも多いそうです。
③次の山場は30代オーバー
意外なことに、医学部時代・研修医時代が終わると、次の結婚相手との出会いの山場は30代オーバーになるそうです。
これは医師という大変な激務を伴う職場で仕事に集中しているあいだに年を経ていき、そうすると看護師さんや他の病院勤務の女性といえど「上司と部下」のような関係になっていくため、なかなか恋愛対象になりにくくなるからだそうです。
また、医師としてのプライドも邪魔してアプローチできないというケースも多いみたいですね。
看護師は結婚相手として選ばれない?
実際に看護師と結婚している医師の数はそれなりに多いですが、なかには「看護師との結婚は考えられない」という医師も一定数いるようです。
理由としては、
・「家柄」などを重要視する実家の意向
・性格的に看護師と合わない
・上司と部下的な関係になって、恋愛対象にならない
といったものがあります。
こうなってくると、いくら職場に女性が多いといっても、なかなか結婚相手を見つけづらくなってきますね。
医師が結婚相談所に登録する理由とは?
このように、医学部時代・研修医時代の出会いから結婚に発展することのなかった医師は、意外と30歳すぎまで結婚相手がいないケースがあります。さらに一人前になるための大事な時期である30代の医師は非常に多忙なことが多く、日常生活で結婚相手の候補を見つけるのはなかなか大変になります。
そこで登場するのが「結婚相談所」や「婚活パーティー」なんですね。
医師限定の婚活サービスは医師側の費用が無料か、かなり低く抑えられているので、婚活をする医師にとっては気軽に利用できるようになっています。
しかもその場にくる女性たちはけっこうな費用を支払っていますので結婚に対してかなり前向きですし、婚活サービス会社のほうで女性を厳選する場合もあるので、その場合はルックスなど好条件の人が集まってきます。医師からしてみると、こうした婚活サービスを利用することへのハードルはかなり低いといえるでしょう。
こうしてみてみると、医師が結婚相談所に登録するということは案外普通のことなんですね。
一般女性が医師と結婚するために必要なことは?
というわけで、婚活中の女性が医師と出会うための手段としては、
「男性は医師限定の結婚相談所や婚活パーティーを利用する」
というのは、それなりに可能性のある方法だといえると思います。
では実際に医師と付き合っていく上で必要な要素はどんなものがあるでしょうか?
家柄などは必ずしも重要ではない
「医師は結婚相手の家柄を重視する」というイメージを持たれている方も多いと思います。
これは正しくもあり間違いでもあるようです。
というのは、その医師の実家が「代々医師の家系」で父親の病院を継ぐ予定があったりするのか、あるいは普通のサラリーマン家庭なのか、それによってまったく違うようなんですね。
親も親戚もみな医師という「医師家系」の家の場合、やはり結婚相手にもそれなりの家柄を要求することが多いようです。一般庶民からするとなかなか想像しにくい感覚ですね・・
それに対して普通のサラリーマン家庭からがんばって勉強して医師になったような人だと、とくにそんなこだわりはないので、普通の人と結婚するケースが多くなります。医師だからといって必ずしも結婚相手の家柄を重視するわけではないんですね。
「医師」ではなく「自分という人間」を選んでほしい
医師の方が結婚相手にどんなことを期待しているのか、ということについて調べてみると、複数の声が上がっていたのは、
「医師」という職業をみて自分を結婚相手に選ぶのではなく、自分という人間としてみてほしい
という切実な願いでした。
一般の方と出会う方法として、結婚相談所やお見合いパーティー等があると思いますが、医者だから、年収が良いから、だけではなく、私の内面を見て、また仕事の大変さを理解し、心から支えたい、尽くしたいと思って下さる女性を探しております。
一般人からすると、「医師はモテモテなんだろうなー、うらやましい!」という見方をするのが普通だと思いますが、逆に医師で収入がよいゆえのこうした悩みもあるんですね。
婚活中の医師は奥手
また別の話ですが、名古屋で結婚相談所を運営している方が、「医師との結婚を目指す女性が知っておくべきこと」として次のように語っています。
一般企業に勤めている男性ではなく、医師とのご結婚を目指す際に気を付けるべきことをアドバイスさせて頂きますと、
結婚相談所に入会されている男性医師は、恋愛に対して積極性に欠けることが多いので、自分がリードして話を進めた方が良いでしょう。
この方の経験上、医師で結婚相談所を利用する男性は
「婚活に対して積極的ではなく、受け身の男性が多い」そうです。
女性にアプローチしてうまくエスコートしていくことに不慣れなため、交際が始まってもなかなか二人の仲が進展しなかったり、また結婚へもっていくというよりは単純にデートを楽しむだけでいたずらに時間がすぎていってしまう、といったケースが少なくないそうなんですね。
良く言えば、「奥手で誠実な人」
悪く言えば、「優柔不断で積極性に欠ける人」
が多い。
そのため医師を相手にした婚活においては、女性が受け身になるのではなく「自分が結婚への主導権を握るんだ」くらいの気概をもつことが必要だといえいそうです。
まとめ。
以上、一番女性が医師と結婚できる可能性についてみてきました。いかがでしたでしょうか?
こうしてみてくると、一般の女性にも医師と結婚できる可能性は意外とあると思えてきませんか?
婚活中の女性が、結婚相手を医師に絞ってがんばってみるのもアリだと思います。
ただ医師はいい意味でも悪い意味でもクセのある人が多いという話もありますし、性格的に合う合わないの判断は必要になってきます。婚活にかけられる時間も限られていることを考えると、対象を絞りすぎず、ある程度の柔軟性をもちながら婚活をしていくことが大切かもしれませんね。