「婚活を始める」というと、婚活パーティーや婚活アプリなど、具体的な「出会いをつくるための方法を始める」というイメージをもつ方も多いと思います。
ですが、ただ結婚するだけでなく「幸せになれる結婚をする」ためには、具体的な行動をを起こす前のステップも非常に大切です。
ここでは「どうせやるからには絶対に婚活を成功させたい!」というあなたが婚活を始めるときにとるべき3つのステップについて見ていきたいと思います。
婚活を成功させるための3つのステップ
ステップ1:自分の結婚観・家族観を棚卸しする
結婚するということは、自分が生まれ育った家族とは別のまったく新しい家族を「これまで赤の他人だった人」といっしょにつくっていくことを意味します。
そして「理想の家族」のイメージは、これまで育ってきた環境や考え方によって人それぞれ異なっています。
「自分がどんな結婚観や家族観をもっているのか?」を自覚していないと、どんな相手を選べばいいのかもわかりませんし、お互いの価値観のすり合わせもできません。
ですのでまず、あなたが結婚生活にもっているイメージや期待していることなど、結婚や家族にたいする認識を確認しておきましょう。
自分が結婚生活に何を求めているのか?
- 「思いやり」「問題解決能力」「いっしょにいてラク」「誠実さ」など・・・相手に求めるのは?
- 日々の愛情表現はどれくらいしてほしい?
- 経済的な安定のために世帯収入がいくらぐらい必要?(必要な経済力)
- お金をどんなふうに使っていきたい?
- 子どもは何人つくってどんな風に育てたいのか(子育てについての価値観)
このような自分が結婚生活にもとめている要素を再確認することで、理想の相手像もはっきりとイメージできてきます。
もちろん結婚生活を2人でつくっていくなかで見直していく条件もでてくるかもしれませんが、「理想はコレ」というイメージをしっかり持っておくことでひとつの判断基準ができ、ブレない活動が可能になります。
「これが理想」という条件を100個書き出す
性格や価値観、年収、生活スタイルなど、「これだけは譲れない」「こんな生活が理想」という条件は何でしょうか?思いつく限りすべてあげてみましょう。
最初はできれば100個くらい、「もうでない・・」というレベルまで出しきるのがおすすめです。そしてその中から10個くらい厳選して「これだけは譲れない」というものを絞っていくとよいでしょう。
結婚後の生活のイメージ
10年後、20年後はどういう暮らしをしていたいでしょうか?
相手との将来が想像できることが「結婚」という大きなステップを踏み出すひとつの条件になります。
「自分が理想とする20年後のイメージ」を想像してみて、その世界に目の前の相手がいるのが自然に感じられるか?というのも結婚相手を決める基準としておすすめできます。
子どもは欲しい?欲しいなら何人?どんな風に育てたい?
子どもを欲しいという場合考えないといけないのが、出産には年齢的なリミットがあるという点です。(男性も40歳をすぎると「妊娠させる力」が衰えてくるといわれています。)
高齢出産がポピュラーになってきたとはいえ、子どもを考えている特に女性にとってはいつまでに結婚・出産すればいいのか、逆算して考える必要もあるかもしれません。
また近頃では子どもが小学校に上がるくらいから「教育方針の違い」から衝突し、冷戦状態になってしまうというケースもよく聞きます。
「どんな人となら協力しあって子どもを育てていけそうか?」というイメージをふだんからもっておくことで、理想的な結婚相手をみきわめやすくなります。
理想は持ちつつ、柔軟性ももって取り組もう
このように「理想的な結婚生活」のイメージをハッキリさせてから婚活を始めることで、周りに流されることなく、ブレない活動をしていくことができます。
とはいえ、具体的に活動していく中で結婚に対するイメージや条件は変化していくかもしれません。
たとえば「婚活」という言葉の産みの親である白河桃子さんの著書に載っていた話ですが、婚活を成功させた女性にとったあるアンケートでは、
「相手の希望年収を最初の希望より100万円低くした」
という女性が多かったそうです。
このケースでは相手に求める最初の希望年収を修正して「自分で働けばいいか」と考えなおした人が多かったそうなんですね。
現実の社会環境や相手の生活状況によって、最初掲げた条件がどうしても満たされないこともあります。
まず自分の理想をはっきりさせることは大切ですが、実際に出会った相手と影響を与えあいながら、柔軟に変化していけるのが理想といえるでしょう。
ステップ2. 自己分析をして、自分について知る
具体的な行動にでる前に大切なもうひとつのステップが「自己分析」です。
ひとことに「自己分析」といっても様々なレベルのものがありますが、
- 自分で意識できていなかった『周りからみた自分自身の性格・性向』に気づくためのもの
- 今の自分の性格や性向を作り出している『思い込み』や『抑圧した感情』などがないか探るためのもの
大きくわけてこの2つの意味合いがあります。
手軽な「性格診断」「成婚力診断」などで自分の性格を知る
①のほうは気軽にできる「性格診断テスト」などでもできることですね。
自分のことを客観視することによって改善点や気をつけるべき点をはっきりさせ、また強みとなるポイントを活かしていくこともできるようになります。
結婚相談サービスがやっているような「婚活診断」「成婚力診断」などもこの類のものですね。
>>EQ(感情の知能指数)診断にもとづいた「成婚力診断」(パートナーエージェント)
「性格」って周りの人からみると明らかでも自分では見えていないことが多いので、簡単な性格診断テストでも十分自己分析に役立てることができます。
自分の「ダークサイド」を深掘りして婚活に活かす
②のほうはもう少しヘビーな内容になりますが、ここがしっかりとクリアにできると「幸せな結婚」ができる確立は格段にアップします。
自分の世界を狭くしている思い込みや感情を手放すことができれば、自分が心から求めていることもクリアになりますし、より自信をもって存在できるようになります。
このことは当然人間関係や婚活に対してもポジティブに働きます。
こちらの本で紹介されている「ドラマセラピー」などを活用して『誤った思い込み』や『隠された感情』を解放し、婚活を成功させている方も多くいらっしゃいます。
個人差はあると思いますが「どうも自分のなかには結婚にたいしてネガティブで抑圧されたような感覚がある」と思い当たる方は、まずそこをクリアにすることが第一歩になるかもしれません。
(参考:成功率が3倍にUP!?婚活をはじめる前に性格診断・自己分析は必要か)
ステップ3. 具体的な行動で出会いの機会をつくっていく
「理想の結婚イメージを確認」し、「自己分析で自分自身の内面を棚卸し」ができれば、いよいよ具体的な出会いの機会をつくっていきましょう
自分から始められる婚活の具体的な活動方法としては、
- 知り合いに「婚活してるアピール」をして出会いの場をつくってもらう
- 婚活パーティーへ参加する
- 婚活サイト・恋活アプリを利用する
- 結婚相談所に入会する
などなどさまざまなレベルのものがあり、それぞれのメリット・デメリットもあります。
そのため、この段階で
「どの方法を選べばいいの?」
「この方法は安全なの?どんなメリット・デメリットがあるの?」
など、婚活方法についての疑問点も多くなってくると思います。
この点に関しては次の記事でそれぞれの方法のメリット・デメリット、そして向いている人・向いていない人などについてまとめていますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
>>あなたにおすすめの婚活スタイルはコレ!自分にあった婚活方法にお悩みの方へ