晩婚化がすすんでいる日本では「ある程度年齡がいっていても結婚していない人」の割合は増えており、40代以降の婚活も普通になってきています。
そのため、
「結婚までにはまだまだ余裕がある」
と考えている20代後半や30代の人もけっこういるかもしれません。
ですが、もし「早く結婚したほうが幸せな結婚生活をおくることができる」のだとしたらどうでしょう?
実はそのことを実証する研究データがでています。
今回はこの研究内容について詳しくご紹介してみたいと思います。
「まだまだ結婚するには早い・・」と思っている若い方は参考にしてみてください。
早く結婚したほうが幸せな結婚生活を送れる?
日本と同じように晩婚化がすすんでいるアメリカでは、
「晩婚化が人々の意識や幸福度、そして社会にどんな影響を与えていくのか?」についての研究プロジェクト
が、いくつか立ち上げられています。
そのなかの一つに、バージニア大学のプロジェクトで「knot yet」というレポートがあります。
(knot=結び目【結婚の結びつき】とnot yet【まだ〜してない】を組み合わせた造語になっているそうです^^)
このレポートによると、
「20代のうちに結婚したカップルのほうが、30代以降に結婚したカップルより幸せな結婚生活を送っている」
というデータがでているんです。
これが本当だとすると、
「結婚生活の質まで考えて婚活するなら、できるだけ早く始めたほうがいい」
ということになりますよね。
(日本とアメリカの違いは当然あるとは思いますが・・)
「20代は既婚者のほうが幸福度が高い」「30代以降の結婚は幸福度が下がる」というknot yetレポートの内容
このレポートが出しているデータは次のようなものになります。
■ 22-25歳の間に結婚した人がもっとも幸せ度の高い結婚生活を送っている
■ 30歳以上で結婚した人のうち、最初の10年で離婚するのはわずか8%だが、なんと50%の女性が「あまり幸せではない」と感じている
■ それに対して、24−26歳で結婚した人の離婚率は14%と少し高くなるが、「あまり幸せではない」と感じている女性の割合は20%と少ない。
■ さらに、20−23歳で結婚した人の離婚率は34%で、30歳以上で結婚した人の離婚率(8%)より高いが、結婚生活が「とても幸せ」と感じている率は30歳以上で結婚した人たちより若干多い。(46%対42%)
■ 同年代の未婚の人と比べると、20−28歳で結婚している人は人生への満足度が高く、抑うつ傾向の割合が少なく、日常的にとるアルコールの量も少ない
いかがでしょうか?
まとめてみると、「若いうちに結婚すると離婚率は高まるが、うまくいった場合の幸福度は高い」ということになるかと思います。
30代以降で結婚すると幸福度が低い理由は?
20-28歳の年代では未婚者より既婚者のほうが幸福度が高いというデータがありましたが、
「自分の家族をもっているほうが幸福度が高い」
というのはなんとなく想像ができますよね。
ただ、30代以降で結婚した場合には幸福度が下がっているのはどんな原因が考えられるのでしょうか?
このレポートではその部分にたいする考察はされていないようですが、ひとつ考えられる理由としては・・
「若いうちに結婚生活をスタートさせたほうが、お互い人格や生活スタイルが固まっていないため、よりスムーズに『二人でお互いの人生を生きる』というスタイルになじんでいくことができる」
ということがあるのではないでしょうか?
逆に30代・40代になると「自分の生き方」みたいなものが固まってきているので、そこから2人でひとつの家族をつくっていくのが難しいケースも増えてくるのかもしれません。
「若いうちに結婚する」ことのメリットとデメリット
若いうちに結婚生活をスタートさせることで、他に以下のようなメリットも考えられます。
■ 引越し、出産、育児、将来のための貯金、家を買う・・といった人生のあらゆる大きなイベントを二人で経験していく時間的余裕があるので、このような大きなマイルストーンをいっしょに通過していくことでお互いのつながり・関係を深めることができる。
■ 両親が健康で、介護などの問題もあまり考える必要がないというケースが多いため、両親をはじめとする家族的コミュニティからしっかりサポートを受けながら結婚生活をつくっていくことができる
こうしてみていくと、若いうちに結婚するメリットは小さくないですよね。
反対に、若いうちに結婚することのデメリットは?というと、
■ 恋や遊びなど、ひとりで人生を謳歌できる時間が少なくなる
■ お互い収入が充分でないため、子どもをつくると経済的に苦しくなる可能性がある
といったところでしょうか。
自分の家族をつくる喜びや安心・幸せ感とどちらを優先するかですね。
結婚をゴールとしてではなく、その後の幸せな生活のスタートとして考えるなら、早めに結婚できるよう早めに婚活を始めるという考え方は大いにアリなのではないかと思います。
早い時期に婚活を始める人も増えている
実際、20代前半〜中盤から婚活をはじめる人も増えてきています。
そして以前は「30代以降になって結婚できてない人が焦って入会する」イメージがあった「結婚相談所」に入会する20代も増えているんですよね。
わたしは特別美人でも高収入の職業についていたわけでもないので、せめて若さがあるうちに婚活しておこうかなという気持ちもあったんだと思います。
(「結婚相談所入会者へのインターネットを使ったアンケート調査|2018年7月HSNワークス」より)
結婚したいと考えている人が結婚相談所に行く大きな理由は、
婚活パーティや婚活サイトなど他の婚活手段だと「体目当て」「既婚者」といった結婚を本気で考えていない(できない)相手に時間をとられてしまうからです。
具体的には男性側は私が思っているよりパーティへの参加理由が軽く、結婚を意識した出会いを求めている人が少ないと感じました。
パーティで気に入った人がいても、その人からコンパをして欲しいと頼まれたことさえありました。
そのため婚活パーティに参加する男女間での温度差を感じ、このままでは結婚への道程が遠いと思え、婚活環境を変えるために結婚相談所へ入会したんです。
(「結婚相談所入会者へのインターネットを使ったアンケート調査|2018年7月HSNワークス」より)
そんなわけで20代で結婚相談所を利用する人も増えてきてるんですね。
失敗しない結婚相談所選びについてのこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
以上、今回はアメリカの研究レポートから「若いうちに結婚したほうが幸福度が高い」というお話と、若いうちに確実に結婚を決める婚活方法についてご紹介してみました。
結婚する時期はあなたの人生設計に大きく関係してきます。
「自分自身どんな人生をおくりたいのか?」
というあなたの気持ちを第一に考えて、婚活をはじめる時期や婚活方法を決めていってくださいね。