「口コミの評判がよかったからココに決めたのに、思ったのと全然違ってた!」
結婚相談所の口コミでこんな声をみかけることがあります。
なぜこんなことが起きるのでしょう?
その大きな理由のひとつは「結婚相談所によって大きく異る『サービス形態の違い』について知らずに入会してしまった」ということが考えられます。
「結婚相談所」とひとことにいっても、紹介の仕方やサポートのあり方など、サービスのかたちは大きく異なるんですよね。
今回はあなたが結婚相談所を選ぶ前に必ず知っておくべき「結婚相談所のサービス形態の種類」について見ていきたいと思います。
結婚相談所の種類について知っておこう
結婚相談所サービスの種類をわけるポイントとなるのは「紹介の方法」と「サポートのあり方」の2点です。
この2つがどういう種類のものなのかによって、その結婚相談所サービスの特性が決まってきます。
「紹介の方法」「サポートのあり方」で結婚相談所のサービスを分類してみると・・
結婚相談サービスを利用する大きな目的のひとつが「自分に合った、結婚相手になりうる人を紹介してもらう」ということなので、「どんな方法で紹介してもらえるのか?」というのはまず押さえるべきポイントになります。
紹介の方法は大きく分けると下記の5つの方法にわかれます。
特徴 | 代表例 | |
1.データマッチング | 条件を満たした人だけが紹介されるので効率がいいが、機械的になってしまう面も | オーネット ツヴァイ |
2.データマッチング+人の手による紹介・サポート | データマッチングでもれてしまう部分をフォローでき、回を重ねれば紹介の精度も良くなっていく | パートナーエージェント |
3.人の手による紹介・サポート(仲介型) | 希望条件に加え、データ化できない「好み」や「雰囲気」などを元に紹介してもらえる | サンマリエ、中小の結婚相談所 |
4.検索型 | 全会員の写真付プロフィールを自由に検索して見ることができ、自分で選んで申し込める。条件がマッチしない可能性は高くなる。 | ノッツェ ゼクシィ縁結びカウンター(シンプルプラン) |
5.検索型+人による紹介・サポート | 4のやり方に加え、自分のやり方で行き詰まったときに第三者の意見をもらえる | ノッツェ(お見合いアシストコース) ゼクシィ縁結びカウンター IBJメンバーズ |
もしあなたが今気になっている結婚相談所サービスがあれば「この5つの紹介方法のどれに当てはまるのか」を確認しましょう。
そして「自分に合っているのはどのタイプなのか」というところから結婚相談所を絞っていけば、結婚相談所選びで大きく失敗することは避けることができます。
では次にそれぞれのタイプの特徴について、より詳しくみていきましょう。
ネット上の紹介サイトをみてみると、サンマリエが「データマッチング」に分類されていたり、古い情報が見受けられるので注意してください。
(サンマリエは2011年に従来のデータマッチング型から完全ハンドメイドの紹介にシステムを移行しています。)
結婚相談所のサービスの種類:それぞれの特徴、メリットとデメリットは?
1.『データマッチング』の特徴
プロフィールのお互いの希望条件が100%合致する人だけをピックアップして順番に紹介してもらえるという方法です。
【代表例】楽天オーネット、ツヴァイ
メリット
- 希望条件にずれが生じない。
- 年収や家族構成など、会った後に直接聞きにくいコトが、事前にクリアされている
- 諸条件がクリアした状態で会うので、フィーリングさえ合えば結婚までいっきにすすめる
デメリット
- 相手の顔写真や雰囲気から選ぶことはできない
- 「年齢が高い」などあなたが条件面で厳しい場合、相手の希望条件から弾かれ、なかなかマッチングできない可能性がある
- 次サポートはそれほど期待できないため、自力で活動していく必要がある
オーネットなど、場合によっては「顔もわからない状況でOKかどうか決める必要」があったりします。
「外見から入りたい」という方にとってはストレスを感じる紹介方法といえるでしょう。
ちなみに「オーネット」も「ツヴァイ」もメインはデータマッチングによる紹介ですが、「データマッチングだけ」というわけではなく、他の紹介方法も選ぶことができます。
2.『データマッチング+人の手による紹介・サポート』の特徴
『データマッチング』だけでは漏れてしまう出会いをフォローでき、さらに専任カウンセラー(コンシェルジュ)のサポートもしっかり受けられる方法です。
【代表例】パートナーエージェント
メリット
- 希望条件もマッチした上で人の手も加わった紹介が繰り返されていくと、フィードバックによって紹介の精度がどんどん高まっていく
- 自分だけではなかなか活動のモチベーションがあがらないときに、お尻を叩いて前にすすませてくれる
デメリット
- 相手の顔写真や雰囲気から選ぶことはできない
- 「年齢が高い」など条件面で厳しいと、条件がマッチする相手の数が不十分になる可能性がある
『データマッチング』のメリットはそのままで、「自力で活動をガツガツ続けるのは難しいかな・・」という人に適した方法です。デメリットは『データマッチング』とほぼ同じ内容になりますね。
3.『人の手による紹介』(仲介型)の特徴
コンピューターで機械的にデータマッチングするのではなく、二人のことを共に把握しているカウンセラー(コンセイラー)によって「相性が合いそう」という判断のもとに紹介してもらえる方法です。(もちろん希望条件も聞いてもらえます)
【代表例】サンマリエ、中小の結婚相談所
メリット
- 人の手をとおした、心の通った紹介が受けられる
- お見合いの場所や日程調整までカウンセラーが代行してくれる
- 何組も成婚に導いてきたその道のプロに導いてもらえる
デメリット
- ある意味、担当者との相性がすべて
- 自分の意志を貫きながら自分のペースで婚活をすすめたい人にはストレスかも
- 紹介の「数」は多くない
昔ながらの「お見合い」にいちばん近い形ですね。
「会員の母数が少なそう・・」という心配はあるかもしれませんが、「二人のことを知っている人の仲立ちで、相性重視で引きあわせてもらえる」ため、実は効率がいい方法かもしれません。
このケースだと、カウンセラーが紹介相手のことを詳しく知らないケースも多くなります。
4.『検索型』の特徴
インターネット婚活サイトに似た方法で、全会員の写真付プロフィールを自宅のPCやスマホから検索し、自分で申込むという方法です。
結婚相談所への提出書類によって身元が保証されていて結婚への意思の高い人だけが参加している「超高級ネット婚活サイト」みたいなイメージですね。
【代表例】ノッツェ、ゼクシィ縁結びカウンター(シンプルプラン)
メリット
- 相手の顔や雰囲気をみて、お見合いを申し込むことができるので、活動がスピーディー
- 全会員を検索できるので、「紹介人数が少ない」という不満とは無縁
- いつでもスマホからでも活動できるので、忙しくても前に進める
デメリット
- お互いの希望条件をマッチさせるわけではないので、お見合いを申し込んでも会えるとは限らない
- 手厚いサポートはないので、基本的にネット婚活と同じように自力でがんばる必要がある
インターネット婚活サイトのように「検索してこちらから申し込む」スタイルですが、毎月の申込み可能人数は同じ結婚相談所でもプランによって異なることがあります。
5.『検索型+人の手による紹介・サポート』の特徴
『検索型』の場合、基本的には一人で婚活をすすめていくことになるので、「自分の基準」にこだわってしまい、行き詰まる可能性もでてきます。
そんなときに第三者から見た「この人がいいんじゃない?」といった紹介や、活動の軌道修正をしてくれるサポートが得られるのがこのタイプです。
【代表例】IBJメンバーズ、ゼクシィ縁結びカウンター、ノッツェ(お見合いアシストコース)
メリット
- 自分から動くことができ、第三者視点の紹介も受けられるので、バランスのよい活動ができる
- お互いの条件がマッチしにくい「検索型」の弱点を、カウンセラーの紹介によって補える
- ひとりよがりになりがちな活動の軌道修正をしてもらえる
デメリット
- 費用が比較的高くなりがち(ゼクシィ縁結びカウンターは例外)
まとめ
以上、結婚相談所の代表的な5つのサービス形態についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
思ったよりスタイルに違いがあったと思いませんか?
とくに「相手の顔写真を見られるかどうか」「ひとりで活動が行き詰まったときに適切なサポートが受けられるかどうか」といったあたりはあなたの婚活の成功を左右する大きなポイントになると思います。
ゼロから結婚相談所を選ぶためには今回ご紹介したサービス形態の違いは最低限押させておく必要があるので、ぜひあなたの活動イメージに合うのはどれか?検討してみてくださいね。
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結婚相談所選びのステップをショートカットするために利用してみてくださいね。