結婚相談所のなかでも、独自の会員数が2万名を超える全国規模の4社が「大手4社」とよばれています。
- オーネット(約4万5千名)
- ツヴァイ(約3万2千名)
- ノッツェ(約2万8千名)
- サンマリエ(約2万名)
この4社の中で唯一「完全お見合い型(仲人型)」のサービスがサンマリエです。
ここではサンマリエのサービス内容、料金、口コミなどについてまとめていますので、結婚相談所選びの参考にしてみてください。
【参考記事】
サンマリエでは「人の手を介した紹介」をしてもらえる
オーネット・ツヴァイなどの大手結婚相談所では「データマッチングによるお相手紹介」というサービス形態となっています。
これはコンピューターが「お互いの希望条件がマッチする人」を自動的に選別して紹介してくれるというシステムです。
サンマリエも元々は「データマッチングによる紹介」がメインのサービスだったのですが、2011年に「データマッチング型」から「人の手による紹介型」に移行しました。
コンピューターで機械的に紹介相手を選ぶのではなく、男性女性双方のことをよく知っている「コンセイラー」によって、「この2人なら合いそう」という人を紹介するサービス形態に変わったのです。
通常このような「人の手による紹介」をおこなうのは規模が小さく会員数が少ない所が多く、会員数が約2万人のサンマリエのような大手でこのような紹介方法を採用しているのは非常に珍しいです。
では実際のサンマリエのサービスがどういったものなのか?具体的に見ていきたいと思います。
サンマリエの基本コース「グランマベール」の流れ
基本コースである「グランマベール」を例にとって、流れを見ていってみましょう。
まず入会時の面談にもとづいて、担当の「コンセイラー」が決まります。
コンセイラーは「クラス」を持っている?
このコンセイラーというサンマリエ独自の存在は、一般的な結婚相談サービスの「カウンセラー」的存在とはちょっと違います。
通常結婚相談所のカウンセラーというと、ユーザーの活動の相談にのったりアドバイスを送ったりという活動がメインになりますが、コンセイラーは約100人規模の会員を担当し、自分が持っている会員同士を引き合わせるのが大きな仕事になっています。
イメージとしてはコンセイラーが100人の学級を担当する先生で、生徒同士をくっつけるような感じですね。笑
最初は一人のコンセイラーが持っている「クラスメンバー」同士の引き合わせから紹介が始まりますが、徐々に所属支店の全会員と引き合わせができるようになっていきます。
そのために、支店のすべてのコンセイラーが毎週のように会議をして、情報を共有するようにしているんですね。
サンマリエの紹介が「手作り」といわれる理由
このようにサンマリエの紹介は、引き合わせる2人のことをよく知っているコンセイラーによって「この人とこの人なら相性が良さそう」という《人の心が間に入った紹介》となっています。
これがサンマリエのお相手紹介がデータマッチングではなく「手作りの紹介」と呼ばれるゆえんなんですね。
たしかに手間はかかる紹介ではありますが、データ化できない好みのニュアンスや人柄・雰囲気などを元に紹介してもらえるので、紹介の精度には期待がもてそうです。
お見合いのセッティング・立会も
紹介された双方の意向が合えばコンセイラー立ち会いのもと、一流ホテルのラウンジなどでお見合いになります。
出会いのセッティングはすべてコンセイラー側でやってくれるので、連絡や場所の予約等でわずらわされる心配はありません。
またお見合い時には担当コンセイラーが同席し、打ち解けやすく会話を進めていってくれます。2人の雰囲気が和んだところでコンセイラーは退場し、約1時間ほど話してその日は終了になります。
そして翌日までに担当コンセイラーにどうだったかという結果を伝え、双方OKということであればお互いの連絡先を交換して交際スタートとなります。
サンマリエのイベント・パーティー
コンセイラーによる紹介による出会いの他に、オプションで定期的に開催されているサンマリエ会員専用のパーティーやイベントに参加することもできます。
5対5程度の小規模パーティーから、100名規模の大きなイベントまで、またファッション・メイク講座や心理カウンセリングといったブラッシュアップのためのセミナーなども開催しています。
パーティーの会場は一流ホテルなどが主要な会場となっており、「パーティー専門会社」のパーティーとはグレードが違いますね。
関東・・京王プラザホテル、ホテル日航東京etc
中部・・ヒルトン名古屋、キャッスルプラザetc
関西・・新阪急ホテル、京都ロイヤルホテルetc
中国・・岡山全日空ホテルetc
九州・・ホテルオークラ福岡、西鉄グランドホテルetc
サンマリエの費用は?
サンマリエ(グランマベール)の費用は以下のようになっています。
(すべて税抜表示)
【基本料金】
◯入会金:30,000円
◯初期活動費用:150,000円
◯月会費:13,500円
【お見合い費用・成婚料など】
◯お見合い費用:10,000円
◯成婚料:100,000円
◯パーティー・イベント参加費:3,000円〜20,000円(イベントの種類により異なる)
「データマッチング型」の他の大手3社にくらべると、コンセイラーによるサポートに力を入れている分費用は高めですね。
かりに1年で成婚できたとして、かかる費用は
342,000円(税抜)+10,000円xお見合い回数+成婚料100,000円
ということで、最低でも税抜50万円近くはかかりそうです。
ちなみに初年度1年分の総費用を比較すると・・
オーネット(プレミアムプラン):272,800円
ツヴァイ(アクティブ72コース):290,600円
ノッツェ(月10名申込コース):317,500円
(税抜表示)
となっています。
成婚料がかかることの意味
成婚料がかかるのも大手4社のなかではサンマリエだけです。(他ではパートナーエージェントも成婚料50,000円)
単純に費用の面ではマイナスに見えるかもしれませんが、
成婚料がかからない結婚相談サービスは「入会したら放ったらかしであとは自己責任、充分なサポートが得られない」という声もあります。
サンマリエならではの「コンセイラーによる手厚いサポート」を考えれば成婚料がかかるのも納得できるかもしれません。
サンマリエの口コミは?
口コミサイトなどで投稿されている内容をみると、どの結婚相談サービスも良い噂、悪いうわさがあります。
注意するべき点は、相談所を利用して幸せな結婚をしている人は、わざわざ口コミ投稿しないということです。
結婚できなかった事実を周りの人・環境のせいにされる方が
「高いお金を払ったにも関わらず結婚できなかった!」
「担当者が何もしてくれなかった!」
とネット上に多くの書き込みを残されているケースも多いんですよね^^;
なので口コミを鵜呑みにするよりも、実際に説明会などに行って会社の空気や担当者のフィーリングなどで判断したほうが賢明だと思います。
結局サンマリエはおすすめできる?
サンマリエの魅力はなんといっても、コンピュータやデータに頼らない「人の心を介した紹介」を提供しているという点です。
そこに価値を感じられるかどうかが選択のポイントになるかと思います。
こちらの記事でも少し触れましたが(サンマリエの「恋愛診断テスト」の結果が出た)、自分で思っても見なかった自分の魅力を見つけてもらえたり、自分にはどんな人が相性がいいのかなどのアドバイスをもらえるのは、なかなか新鮮で好ましいことだと感じます。
「他人の意見なんかいらない」「結婚相手は自分で選びたい」
という人はデータマッチング型のサービスや婚活サイトのほうが向いていると思いますが、人からの見方を踏まえ、自分を客観的に捉えることで、婚活を前にすすめることができる人も多いと思います。
特に今まで自分なりのやり方でやってきてうまくいかなかった方には、検討する価値のあるサービスではないでしょうか。