ここでは「結婚相談サービス大手4社」(会員数が2万人以上のオーネット、ツヴァイ、サンマリエ、ノッツェ)のひとつである「ノッツェ」の詳細情報についてお伝えします。
ノッツェは大手4社の中でも特徴がはっきりしているサービスで、「写真つきプロフィールを自分で検索して申し込む」というスタイルに特徴があります。
ノッツェのコース内容と会員数
会員数 | 約2万人+「良縁ネット」会員約8,000人 =計約28,000人 |
スタイル | 写真付プロフィール自由検索からの申込 |
ノッツェには2つのコースがあります。
ベーシックコース | お見合いアシストコース | |
入会時費用 | 入会費30,000円+初期費用125,500円 =155,500円 +税 | 入会費30,000円+初期費用47,500円 =77,500円 +税 |
月会費 | 4,500円〜13,500円 +税 | 19,500円 +税 |
お見合い料 | 0円 | 10,000円 |
成婚料 | 0円 | 100,000円 |
主な活動内容 | ・プロフィール自由検索からのお見合い申込 毎月2名:4,500円 | ・プロフィール自由検索からのお見合い申込 3名まで/月 ・カウンセラーからの紹介 3〜5名/月 |
カウンセラー面談 | なし | 随時 |
従来は「自分で検索して申し込む」というベーシックコースのみだったのですが、最近の「しっかりしたサポートをしてほしい」という利用者の希望にこたえるかたちで「お見合いアシストコース」が設置されたそうです。
「自分で選んで申し込む」タイプの結婚相談所は珍しい
オーネット、ツヴァイ、サンマリエを含む大手4社のなかではノッツェだけが「自分で検索して申し込む」というスタイルの結婚相談所です。
会員プロフィールが1件1件紹介されるのではなく、
- まず最初の段階で公開されている「全会員の写真つきプロフィール」から自分で検索し、
- 希望する相手を選んでお見合いを申込む
というスタイルです。
これだけ見ると、格安で利用できる婚活サイトや恋活アプリと同じようなシステムにみえますが、
☑収入証明、独身証明など公的書類を提出済みの会員しかいないため、身元が非常にしっかりしている
といった特徴があり、「超高級の婚活サイト」といえるかもしれません。
自由に検索して申し込むスタイルのノッツェ。そのメリット・デメリットは?
ノッツェのメリット1. 顔写真つきプロフィールから相手を選べる
このスタイルのメリットは、なんといっても「自分の意思で」「写真も確認したうえで」相手を選ぶことができるという点です。
▲ノッツェに入会するとこちらの「結婚ナビ」という画面からお相手を検索していきます。
▲プロフィールには写真だけでなく動画メッセージを登録している人も
人によっては写真だけでなく「動画」も登録しているので、動画でその人の動きや雰囲気を確認することができます。
写真の場合は「奇跡の一枚」みたいなことがあり得ますが、動画であればかなり実際に会ったときに近い雰囲気を感じ取ることができるので、これは非常によいシステムだと思います。
オーネットのようなデータマッチングによる紹介だった場合、条件的には希望通りのお相手が紹介されますが、データ化できない顔の好みや雰囲気みたいなものはどうしようもありません。
顔を含むその人の見た目の雰囲気から入りたいという方には、ノッツェのように写真・動画つきプロフィールから申し込めるタイプのほうがストレスなく活動を続けられるといえます。
ノッツェのメリット 2. データ・条件で弾かれやすい人にもチャンスが大きい
データマッチングであれば全く接点がもてないはずの人にもアピールできるという点も、ノッツェのような自由検索型のメリットのひとつです。
自分で選んで申し込むシステムであれば少なくとも申込みはできるので、少なくとも気になった相手に自分のことを知ってもらうことはできます。
たとえば「シングルマザー」や「年齢のわりに若く見える人」
このシステムがうまくいく例をあげると、たとえばシングルマザーの方のケースがあげられます。
シングルマザーの女性がデータマッチング型のサービスを利用する場合、「シングルマザー」という条件面だけで弾かれてしまうケースが多いですが、ノッツェであれば自分から申し込むことで幅広い人に自分の存在を知ってもらうことができます。
実際このようなケースでオーネットからノッツェに移ったシングルマザーの方が成婚されたケースはよくあるそうです。
データマッチングではまったく接点が生まれないところにも出会いが生まれる可能性があるというのが、ノッツェのスタイルのメリットのひとつだといえるでしょう。
ノッツェのデメリット
「超高級ネット婚活サイト」といえるノッツェのサービスは、「専任カウンセラーによるサポート」は期待できません。
一応担当の「アドバイザー」はつきますが、会員の婚活の内容に踏み込んだサポートを専門にしてくれるわけではないので、基本的には自分で動いて自分で決めていくという活動の流れになります。
結婚相談所サービスに第三者のアドバイスやサポートを期待する方にとっては、ノッツェのスタイルはちょっと合わないかもしれません。
ノッツェのデメリットを解消するためのコース「お見合いアシストコース」
このような「サポートが薄い」という会員の声にこたえるために新しくつくられたのが、専任カウンセラーのサポートががっつり入る、ノッツェの「お見合いアシストコース」です。
お見合いアシストコースとは?
お見合いアシストコースで使用するシステムは、基本の「ベーシックコース」と同じ「結婚ナビ」システムを使います。写真つきプロフィールを自由に検索してこちらから申し込むというかたちですね。
お見合いアシストコースでは自分で自由に申し込める(毎月3名申込み)のに加え、カウンセラーからの紹介が3〜5名/月してもらえます。
自分でも探しつつ、紹介を受けられる、というスタイルですね。
カウンセラーは半外注化
ノッツェは新しくお見合いアシストコースをつくるにあたって、コストと時間がかかる「社員教育によって専任カウンセラーをつくる」という方法を取りませんでした。
どうしたかというと、「すでに個人レベルで長年活動している結婚相談所カウンセラーをネットワークし、半外注化のようなかたちで婚活サポートのシステムをつくった」のです。
中途半端な社員教育でカウンセラーを「つくる」よりは、すでに経験豊富なプロをネットワークしたほうがより良いサービスが提供できるという考えですね。
この「なかば外注化」ということのわかりやすい例が、報酬の支払先についての話です。
「お見合いアシストコース」はノッツェの基本コースである「ベーシックコース」と違って「お見合い料(お見合い1回につき10,000円)」と「成婚料(100,000円)」が設定されているのですが、このお見合い料と成婚料はノッツェではなく担当カクンセラーに支払うシステムになっているのです。
「ノッツェにはシステム利用料を支払って、お見合いサポートを専任カウンセラーに依頼する」というような形ですね。
かなり斬新なシステムですが、このシステムであれば専任カウンセラーの本気度がかなり高いことが予想されます。
個人事業主的なカウンセラーということになるので当たり外れがある可能性はありますが、はまれば非常にしっかりしたサポートを受けられそうです。
おすすめはノッツェのどちらのコース?
それでは婚活をする人にとって、ノッツェを利用するとすればどちらのコースがよいのでしょうか?
外見含め、自分に自信がある人にはノッツェ基本コースは使いやすい
多くの結婚相談サービスでは「月数名紹介してもらう」のが基本活動です。
この場合、紹介数の少なさから「なかなか自分が思うような人が紹介してもらえない」というフラストレーションが生じる可能性があります。
ですので「自分の好きな人に申し込めば、反応してもらえる」という自信がある人であれば、毎月数名紹介される人のプロフィールしか見れない「オーネット」や「ツヴァイ」などのシステムよりも「ノッツェ」のほうが使いやすいといえます。
プロフィールの条件的に厳しい人はお見合いアシストコースがおすすめ
ノッツェの基本コースの「紹介を待つのではなく自分で探して申し込む」という形はメリットでもありますが、「自分の希望条件」と「相手の希望条件」がマッチしにくいというデメリットもあります。
申込んだ相手が希望する条件に自分が該当するとはかぎらないので、申し込んでも申し込んでもうまくいかないというパターンも考えられるんですね。
自分のプロフィールデータに自身がなく、申し込んでもなかなか会ってもらえないと感じている方であれば、第三者目線からの紹介とサポートをしてくれる「お見合いアシストコース」のほうが合っています。
これはあくまでひとつの見方にすぎませんが、ぜひ結婚相談サービスを選ぶうえでの参考にしてみてくださいね。
(参考記事)