結婚相談所の「大手」と呼ばれる4社(オーネット、ツヴァイ、ノッツェ、サンマリエ)のなかでも最大の「4万人を超える会員数」を誇るのが「楽天オーネット」です。
大手企業の結婚相談所だけに信頼性が高く、あまり考えずに「とりあえず楽天オーネット」ということでオーネットに入会される方も多いんでしょうね。
担当アドバイザーはどんな人がついてくれるのかな?
今回はこのあたりのことが気になったので、随時開催されている無料相談に行って確認してきました。
オーネット新宿支社へ
インターネットで無料相談の日時を予約して、オーネットの新宿支社での無料相談に向かいました。
新宿支社は、新宿西口駅前のエルタワー16Fにあります。
受付でインターホン?みたいなのを押すと、人が出てきてくれました。
平日にもかかわらず、個室ブースで面談中の方もすでに多くいらっしゃいました。
さすがオーネット、人気が高そうな様子がうかがえます。
オーネットは「しつこい」と思われるのを気にしているらしい
最初の受付してくれた女子、そして後から詳細を説明してくれた担当アドバイザーの方、お二人ともに最初にこう聞かれました。
まったく同じ内容を二人の方から聞かれたので(笑)、これはかなり社内で徹底されているようです。
実際、昔の口コミの中には「楽天はしつこい」という声が多かったですからね。
そういった印象を払拭するために改善しようという姿勢が感じられ、好感がもてました。
オーネットの歴史は意外と長かった
その後、最初の受付の方が
「オーネットはどういう会社なのか?」
ということについてひととおり説明してくれました。
楽天オーネットは楽天グループに買収される前は「OMMG」という結婚相談所だったらしく、その頃も含めると開業35周年なんだそうです。
なんとなく「わりと最近から始まったサービス」というイメージだったので、これは意外でした。
とのこと。
なるほど、35年間ノウハウが蓄積されているのであれば、期待はもてそうな気がしてきますね。
担当アドバイザーさん登場
オーネットという会社についてのひととおりの説明が終わると、いよいよ担当アドバイザーさんが登場しました。
仮にこのままオーネットに入会すると、この方がそのまま担当になってくれることになります。
・・はい、大丈夫でした(笑)
オーネットの紹介方法について
まず、具体的なオーネットのサービス内容について説明していただけました。
オーネットは完全な「データマッチング」によるお相手紹介。200項目の条件が合致した人だけが紹介される。
オーネットでメインとなる紹介方法は「厳密なデータマッチング」という手法がとられています。
具体的には、
- プロフィール登録時に、200項目におよぶ「お相手への希望条件」を登録
- お互いの「希望条件」がマッチした相手だけが紹介される
という流れです。
つまり、紹介された時点で「お互いの希望条件の一致」についてはほぼすべてがクリアされているわけですね。
データマッチングの項目(=合わせられる希望条件)が多い
このデータマッチングの条件項目の多さがオーネットの大きな特徴といえます。
同じくデータマッチングによるサービスで似ているといわれている「ツヴァイ」では、データマッチングで合わせる条件項目は10数個程度しかありません。
それにたいしてオーネットの場合は約200項目もの条件がすべて合致した人だけが紹介されます。
小規模な結婚相談所では「希望の条件にあわない人ばかり紹介された」というクレームについて耳にすることがありますが、オーネットに限ってはそのような心配はかなり小さいといえるでしょう。
データマッチングによる紹介は毎月6名
オーネットに入会すると自宅のPCやスマホで閲覧できる「マイページ」というものが登録されます。
そしてここに厳格なデータマッチングで条件の合致した人の紹介が毎月6名届きます。
紹介時に相手の顔はわからない?
ただし、相手の顔写真だけはこの時点ではわかりません。
プロフィールやPR文をみてお互いが「OK」すると、メッセージのやりとりができる「二人だけの掲示板」がオープンします。
この掲示板上でお互いの写真を開示したり、実際に会う段取りをつけていきます。
最も出会いが多い「イントロG」とは
オーネットで話を聞くまでは、この「データマッチングによる紹介」がもっとも出会える確率が高いものだと思っていました。
が、実際には「イントロG」というシステムがもっとも出会いのチャンスが大きいそうです。(全体の38%)
イントロGとはひとことでいうと「趣味や特技によって相手を選ぶ」というもので、登録されている趣味・特技から相手を検索して申し込めるようになっています。
イントロGではデータマッチングでは合致しない人に対しても申し込むことができるので、「オーネットではデータが合致した人しか会えない」というわけではないんですね。
お相手の写真をみて検索できる唯一の方法「オーネットパス」は年3回限定のサービス
そして3番目の出会う方法が、実際に相手の写真つきプロフィールをみて申込みができる「オーネットパス」というものです。
これは自宅のPCやスマホではなく、各支社を訪れて専用のPCを使って利用します。
「顔写真がネット上に流出しないように」
という最大限の配慮がなされていて、オーネットパスを利用する際も
- スマホや貴重品をすべてロッカーに預ける
- PCブースには防犯カメラもついている
など、個人情報の保護が徹底されています。
ここまでやればさすがに顔写真がネットに流出する可能性はほぼないといってもいいのではないでしょうか?
このオーネットパスは年に3回利用できるサービスで、1回につき10名まで申し込みができるようになっています。
会員限定のイベントも
ネット上のやりとりではなかなか先にすすめない方のために、直接会って相手の印象を確かめることができる各種のイベントも開催されています。
この場合も個人情報保護は徹底されていて、イベントのその場で個人情報のやりとりをするのは禁止されていて、家に帰ってPCのマイページから申し込むかたちになります。
ネット婚活だと情報流出が心配で一歩踏み出せないという人も多いと思いますが、これだけ個人情報保護に気をつかってくれているサービスであれば安心して利用できそうですね。
担当アドバイザーはどれくらい関わってくれるのか?
オーネットの口コミでよく聞くのが「担当はほったらかしで何もしてくれない」というものです。
その辺りはどうなのか、聞いてみました。
なのでちゃんと活動してなかったり申込みをしていなかったりしたら電話して「どうしたんですか?」といった相談やアドバイスに乗らせてもらうことはありますよ。
とのことでした。その他にもファッションアドバイスなどもいただけるそうです。
とはいえ、一人のアドバイザーさんが100名以上の担当を持っているため、きめ細かいサポートはそんなに期待しないほうがいいと思われます。
そこを期待するのであれば、「ゼクシィ縁結びカウンター」や「パートナーエージェント」など、サポートの充実した結婚相談所を検討したほうがいいでしょうね。
マッチングシミュレーションで、実際にどんなお相手がいるのか見せてもらえた
その後、担当の方といっしょにプロフィールと希望条件をひとつひとつ埋めていき、実際にマッチングシミュレーションをすることになりました。
リアルに、どんなお相手が何名くらいいるのか見せてもらえます。(ただし通常の利用時と同様、顔写真は見れません)
これをやると、実際活動を始めたときに条件が合致するお相手が何名くらいいるのか、どんな人がいるのかがわかり、活動のイメージもつかむことができます。
ここで条件が合致する人が少ないようだと活動を始めても苦戦する可能性が高いですし、逆に条件が合致する人の数が多ければ多いほどオーネットを利用する価値も大きくなるといえます。
オーネットの料金について
最後に料金の説明となりました。
昔は1年〜2年契約の総費用を前払いという時代もあったようですが、初期費用以外は毎月後払いということで比較的始めやすい料金体系に改善されています。
まとめ。オーネットが向いている人はどんな人?
最後に担当アドバイザーさんから、
という言葉とともに送り出してもらえました。
そうですね、業界大手4社といわれる中でもサンマリエなんかだと2万人ちょっとの会員数なので、オーネットの会員数(約4万4千名)は群を抜いています。
とはいえ、200項目もの条件を完全一致させるデータマッチングでは、データ的にお互いの希望条件がマッチする人の数が不十分なケースもでてくる思います。
条件的に外されやすい「シングルマザー」「子持ち」「比較的年齢がいっている人」などですね。
このような方はデータマッチング以外での出会いのチャンスが大きい「ノッツェ」「ゼクシィ縁結びカウンター」「パートナーエージェント」などのほうが相性がいいかもしれません。
逆に検索条件的に強い人(男性であれば30代・次男・年収高めなど)であれば、非常に相性のいいサービスだといえるでしょう。
よかったら参考にしてみてくださいね。